群馬県太田市・館林市・栃木県足利市
映画の舞台になりそうなノスタルジックな街並み
群馬県太田市・館林市・栃木県足利市
映画の舞台になりそうなノスタルジックな街並み
大通りから一本路地裏に入るとそこには昭和レトロな光景が。
昭和の雰囲気を残した商店街。漆喰の壁に木製の窓枠の古びた建物。昔ながらの銭湯や映画館…。
時間がゆっくりと流れているような、時が止まってしまったかのような、どこか懐かしいノスタルジックな気分になります。
古き良き日本の風景が残された街並みを見つけると嬉しくなりますね。
撮影スポットとしても人気の高いノスタルジックな街並みを、私たちの地域周辺で見付けてみたいと思います。
群馬県太田市の時代劇の舞台になりそうな風景
群馬県太田市の時代劇の舞台になりそうな風景
徳川氏の祖は上野国新田郡一門を支配していた源氏の嫡流新田氏であるとされていることから、後に徳川と名乗った新田義季が住んでいた上野国新田郡世良田荘徳川郷(現在の群馬県太田市尾島町)のある太田市は徳川氏発祥の地といわれています。
市内のいたるところに歴史ある史跡・文化財があり、遥か昔から歴史と文化が育まれてきた地でもあります。
丸山町にある丸山宿通りには、車道から水路を挟んだ通り側が砂利道になっており時代劇の舞台になりそうな白漆喰の塀や屋敷・蔵が連なり情緒あふれる街並みです。
西方には丸山薬師がありそこから500mほど続く丸山宿は、慶長11年(1606年)に太田宿と桐生新町を結ぶ宿場町としてつくられ栄えていました。
桐生から絹織物を運ぶ陸路であった丸山宿には、地元の旧家である立派な門構えの屋敷や医院があり風情を感じます。
江戸時代中頃の勤王思想家で明治維新を導いた人物である「高山彦九郎」や江戸時代後期の武士で画家であり藩政改革に尽力した「渡辺崋山」といった幕末の志士らもこの地に訪れたことが、旅行記や記念碑に記されています。
群馬県館林市の歴史を感じる建造物がある風景
群馬県館林市の歴史を感じる建造物がある風景
館林市は徳川四天王の一人である榊原康政の城下町でありまた、5代目将軍徳川綱吉公が城主の時代には二十五万石の城下町でありました。城下町ならではの風情と歴史を肌で感じられる街には、文化財に指定されている貴重な建物が点在しています。
立派な古民家は正田記念館です。江戸時代から続く米穀商「米文」の2代正田文右衛門が、嘉永6年(1853年)に居宅・店舗として創建しました。明治6年(1873年)には3代正田文右衛門が醤油醸造業へと改正。現在は登録有形文化財に指定されています。
時代を感じる昔ながらの銭湯や、木の窓枠・壁の古民家やお店が館林市街地には多く点在しています。
館林にはノスタルジックな空間を楽しめる古民家をリノベーションした料理店やカフェがいくつもあります。 大正ロマンを感じる建造物も健在です。
栃木県足利市の昭和感たっぷりな風景
栃木県足利市の昭和感たっぷりな風景
足利市は足利尊氏で有名な足利氏発祥の地であり、足利氏ゆかりの社寺が多くあります。
日本で最も古い学校として知られている国指定史跡「足利学校」があり歴史の息づく地域です。
市内にはロケーションに絶好な昭和レトロな建物も数多く健在し、近年では市をあげて「映像のまち あしかが」を推進し映画・ドラマ・CM・MVなどのロケ地として誘致しています。
足利市通2丁目の裏通りにある織姫神社前へと繋がる北仲通り。ご近所さんご愛用の銭湯「花乃湯」やレトロな飲食店などが軒を連ね、街頭やレンガ敷の歩道もノスタルジックな雰囲気を助長しています。北仲通りから横道に入っていくと、そこはもう昭和へ導かれていくようです!
ポツリポツリと商店や飲食店などがあり、大型商店施設がなかった頃の古き良き昭和の商店街がそのまま残されている街並みです。
細い脇道がたくさんあり、どの脇道にも懐かしさあふれる画になる風景が広がっています。
実際に映画「今夜、ロマンス劇場で」の劇中に登場した映画館もあります。
通3丁目の足利市商工会議所裏もレトロなお店や古民家が並ぶ通りがあり、看板に書かれた文字が昭和感を醸し出しています。
まとめ
まとめ
車の利用率が高い地域ですので、車での移動が多く歩く機会が少なくなっていませんか?
街を散策してみると、身近な街の中にもレトロな建物やノスタルジックに浸れる街並みを見つけることができるので、是非楽しみながら新たな発見をしてみてはいかがでしょうか?