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野良猫から我が家をまもる対策法

野良猫から我が家をまもる対策法

野良猫から我が家をまもる対策法

愛くるしいしぐさと、ツンデレな性格で人の心をわしづかみにする猫。
ペットから雑貨、動画や写真集までどこもかしこも猫・猫・猫の空前の猫ブームですね。
猫は他のペットと比べて、飼いやすいのも魅力のようです。

ですが…あの可愛らしい猫に似つかないのが糞尿の強烈な臭い…。
飼い猫の場合は、トイレの躾をしていると思いますが、躾られていない放し飼いの猫や野良猫による糞尿被害でお困りの方も多いのではないでしょうか?

それに、野良猫の被害は、糞尿だけではありません。

例えば、
「物置に勝手に住み着いて、子猫が生まれた。」
「飼い犬の餌を食べられる。」
「野良猫にペットが襲われた。」
「車のボンネットに足跡がつけられた。ワイパーが折られた。」
などの被害もあり大変です。

猫に「立入禁止!!」は通じませんので、家の敷地に猫を侵入させないように対策方法を紹介します。

猫の特性

猫の特性

猫の特性

野良猫を敵というにはちょっとかわいそうですが、まずは「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」です!
猫のことを知るために特徴についてみていきましょう。

猫の目

暗闇の中で猫の目が光っているのを見たことがあると思います。
猫の目には、網膜の下に「タペタム」という反射板のような組織があり、暗闇で猫の目が光るのは目に入った光を反射させているからなのです。

猫の目の瞳孔は縦長ですが、暗闇では瞳孔を真ん丸にして多くの光を取り入れます。
「タペタム」がわずかな光でも約40%アップさせて光を感じることができるので、猫は暗闇の中でも行動ができるのです。

猫の反射神経や暗闇でも行動ができる事から、視力は凄いのだろうと思いますよね。
ですが、視力は弱く近視なので近くのものはあまりよく見えないのです。

2m~6mぐらい先のものは良く見えますが、10m先の静止しているものはぼんやりとしか見えません。
しかし、50m先でも動いているものに対しては、暗闇でも素早く反応をします。猫の狩猟本能から動体視力はかなり優れているのです。
猫は視力が弱い分、ヒゲがセンサーの役割をして周りの様子を知ることができます。

■参照:猫の目|SWEETCATささねっと

猫の耳

実は、猫の耳には驚きの能力があるのです!
猫の聴覚は、聴覚が優れていると言われる犬のなんと2倍もあるのです。

人間が聞くことができる高音のヘルツは2万ヘルツですが、犬は4万ヘルツまで聞き取ることができます。
猫はそれを大幅に上回る10万ヘルツもの高音を聞き分けることができるのです。
猫の獲物であるネズミが発する鳴き声が7万ヘルツなので、獲物が発する超音波を捉えられるように聴覚が進化したそうです。

猫は目を閉じてくつろいでいるように見える時でも、耳だけはくるくると動いていますよね。
猫の耳は、両耳を別々に自由に動かせ、さまざまな音をキャッチするアンテナのような役割をしています。
音の高低の奥行を聞き分け、音の反響で音源までの距離や方向位置を正確に把握できるのです。

また、耳の奥にある三半規管も優れているので、空中での回転はお手の物です。
余談ですが、回転なら人間も負けてはいませんよ。
平昌オリンピックメダリストのスノーボーダー平野歩選手や、フィギアスケートの羽生結弦選手はもしかかたら、猫にも勝る三半規管の持ち主なのかもしれませんからね!

■参照:猫の耳|SWEETCATささねっと

猫の鼻

猫はかなり臭いに敏感です。猫の嗅覚は人の数万~数十万もあり、食べ物も臭いによって食べられるかどうか鮮度を確認しています。
さらに、食べ物がどんなたんぱく質で出来ているのかまでも判断できるのです。

また、猫同士も臭いをかぎ合って発情期のメス猫の臭い、仲間か危険な相手かなど情報交換をします。
その優れた嗅覚を使って自分の縄張りに他の猫が侵入していないかパトロールをしてます。

臭いに敏感な猫は人間が感知できないほどの臭いでもかぎ分けられるので、時には猫を困らせているようです。
飼い猫が自分に懐かない…と、いう方はもしかしたら猫の苦手な臭いを身につけているかもしれませんよ。

■参照:猫の鼻|SWEETCATささねっと

猫にしてはいけないこととは?

猫にしてはいけないこととは?

猫にしてはいけないこととは?

野良猫被害対策とはいえ、猫に危害を与えてはいけませんよね。
猫にしてはいけないこともみていきましょう。

猫のヒゲを切ってはいけない

猫のヒゲは、口もと・目の上・ほほ・あごの他に、前足の後ろ側にも生えています。
ヒゲの根元には神経が集中しているため、ヒゲに触れてさまざまなことを判断しています。

近くのものが見えにくい猫は、ヒゲで食べ物がどこにあるか判断します。
また、狭い場所を通るときも両ほほのヒゲで幅を確認して通ります。暗い場所でも、ヒゲのセンサーによって自分と物との距離を感知し自由に動くことができるのです。

ヒゲはセンサーの役割として猫にはとても大切な機能なので、ヒゲを切ってしまうと猫の能力が落ちてしまいます。

猫のしっぽを掴んではいけない

猫のしっぽには、しっぽの先にまで「尾椎(びつい)」と呼ばれる骨があり、その周りにはしっぽを動かすための「尾骨神経(びこつしんけい)」や「筋肉」があります。
猫はしっぽの機能によって感情を表したり、不安定な場所でもバランスをとって歩くことができるのです。

「尾骨神経」は骨盤に近い神経と繋がっているため、しっぽを掴んだり引っ張ったりすると歩行に支障がでたり、排尿・排便が困難になるなどの障害がでることもあります。

猫が口にすると危険な食べ物

猫が口にすると、下痢、嘔吐、血尿、貧血などの中毒症状尿石症などさまざまな障害が出てしまう危険な食べ物があります。

猫に絶対に与えてはいけないものは、

  • ネギ類(長ネギ、玉ねぎ、ニラ、にんにくなど)
  • ブドウ、レーズン
  • カカオを含むもの(チョコレート、ココアなど)
  • カフェインのあるもの(コーヒー、お茶など)
  • いか、たこ(ビタミンB1欠乏症を発症)
  • 貝類とくにアワビ、えび、カニ、生魚
  • 魚の骨、鶏肉の骨(食道や胃腸に刺さってしまう)

などです。

猫には基本的に人が食べる食事は与えないことが良いので、生ごみを外に出す場合は、猫があさって食べてしまわないように気をつけましょう。

猫のおしっこの強烈な臭いの原因は?

猫のおしっこの強烈な臭いの原因は?

猫のおしっこの強烈な臭いの原因は?

猫を飼ったことがある方はわかると思いますが、オス猫のおしっこはアンモニア臭とはまた違った独特の強烈な臭いがします。
それは、去勢されていないオス猫が「スプレー」という行為で、マーキングするための排尿の臭いです。
飼い猫の場合は、去勢手術を行うことで、強烈な臭いを軽減することができます。

猫は一度マーキングすると自分のテリトリーを守るために、また同じ場所にマーキングします。
そのため、家の周りに野良猫が糞尿をした場合は、完全に臭いを消さないとまた同じ場所にされてしまうのです。

猫のおしっこの臭いを消すには、柑橘系の臭いが有効です。また、柑橘系の香りは猫が嫌がる臭いでもあります。
おしっこをされた箇所が外壁や塀だったら洗剤を使って洗い流し、柑橘系の香りのスプレーをかけると猫の尿の消臭ができ、猫除けにもなります。

■参照:猫の尿が臭い!原因は?病気のサイン?におい消しもご紹介|猫の病気対策マニュアル

猫の嫌いなものってなに? 野良猫対策方法

猫の嫌いなものってなに? 野良猫対策方法

猫の特性

野良猫を家の敷地に侵入させない為には、猫にとって居心地の良い場所やトイレポイントを作らないことです。

猫にとって快適な場所とは、
「外敵がいない」
「他の猫のテリトリーではない」
「ふかふかの土や芝生があってトイレには最高!」
ではないでしょうか。

猫が苦手とすることを繰り返し行うことで、「嫌な場所だな…」と、いうことを野良猫に覚えさせ侵入を防止しましょう

猫が苦手な音

猫はとても音に敏感なので、大きな音を怖がります。野良猫が侵入してきたのを目撃した時には大きな音を出して追い払いましょう。

例えば、

  • 手を打ち鳴らす(なるべく甲高い音で)
  • 掃除機、ドライヤーなどの大きな音がする家電をつける
  • フライパンなどを叩いて金属音を鳴らす

また、10万ヘルツもの高音を聞き分けことができる猫は、超音波も苦手です。
人が感じられない超音波を発する「人感式超音波センサー」を庭に設置するのも効果があるようです。
「超音波センサー」は周波数の変換ができるものや、中には効果がないものもあるようなので、利用者の声などを調べてから購入することをお勧めします。

猫が苦手な臭い

猫は臭いで様々のことを判断しています。なので、苦手な臭いがするところには近寄りません。

猫が苦手とする臭いには、

  • 柑橘系の香り
  • ハッカなどメントール系の香り
  • フローラル系の香り
  • 香辛料の匂い
  • ハーブやアロマ
  • タバコ
  • コーヒー
  • 木酢液の匂い

などです。

よく糞尿をされる場所に散布するのが効果的です。ただ、時間が経ったり雨が降ると臭いが薄れてしまうので、野良猫が近寄らなくなるまで何度か散布が必要です。

とげとげシートや目の細かいネット

歩きにくい場所を避けて通るのは、人も猫も一緒ですね。
猫の侵入経路と思われる場所、例えば塀の上や生け垣の下などに「とげとげシート」を敷き侵入を防ぎます。

また、物置などの扉が壊れていたりすき間があると、猫にとって雨風をしのげる格好の場所になってしまいます。
物置で子猫が生まれてしまったら大変です。
入り口やすき間に目の細かいネットを張って、猫が入れないようにしましょう。

野良猫に危害を与えることなく、我が家が猫のテリトリーにならないように敷地への侵入を防ぐ工夫を試してみてください。

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